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文部科学省「大学の国際化促進フォーラム」事業にプロジェクト幹事校として選定されました

  • 2021.08.20
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 我が国の高等教育の更なる国際通用性・競争力を図るため、文部科学省がこの度「大学の国際化促進フォーラム形成支援事業」をスタートさせ、琉球大学もその幹事校の一員としてプロジェクトが採択されました。プロジェクト名は、「COILを活用した持続的グローカル・イノベーション人材育成プロジェクト」です。琉球大学ではこれに先立ち、文部科学省平成30年度採択事業「大学の世界展開力強化事業―COIL型教育を活用した米国等との大学間交流形成支援」を通して太平洋島嶼地域の持続的発展に資するリーダーシップ育成に取り組んできましたが、これまでの実績を評価されての新たな選定となりました。COIL(Collaborative Online International Learning) とは、オンラインを活用した国際的な双方向の教育手法のことです。本学ではこれまで144科目でCOIL型教育が行われ、延べ1,654人の日本人学生と延べ845人の外国人学生がCOIL型授業を通して国際共修を行ってきました。
 今回の新しいプロジェクトでは、本学の世界展開力強化事業の核となる「グローバル津梁プログラム副専攻」で行ってきたグローバル人材育成の3本の柱(「質保証」、「持続的課題解決」、「国際共修」)にさらに「アントレプレナーシップ(起業家精神)」という、持続型社会に資するアイディアを具現化する社会還元能力の習得を最終目標としています。グローバルとローカルを掛け合わせたグローカルなイノベーションを起こせる人材の育成を、これから国内連携大学の南山大学や札幌学院大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)とともに行います。また、本事業で特に重点的に取り組んできた太平洋島嶼地域の持続的発展に資するリーダーシップの育成を通し、誰一人取り残さない持続的社会の実現に向けて、プロジェクトを推進していきます。

〇プロジェクト名
COILを活用した持続的グローカル・イノベーション人材育成プロジェクト

〇目的・目標
SDGsにおける誰一人取り残さない持続的社会実現に向けて島嶼地域の課題解決に資する具体的な企画を提言できる「アントレプレナーシップ」を持つ人材を育成すること。

〇内容
・事業期間:2021年度~2022年度
・グローバル津梁プログラム(副専攻)やCOIL型教育手法を活用した「アントレプレナーシップ」の育成
・COILを活用した「アントレプレナーシップ」、「質保証」、「持続的課題解決」、「国際共修」への取組。
・高大連携による長期的人材育成の基盤作り
・評価・ポートフォリオ等を統合的に共有する協働学習支援システムの構築

〇予算規模:500万円(2021~2022年度)